それまでのあらゆる国家、地域の枠組みを超えて統合された、世界唯一の国家。
前身となる統一帝国から立憲君主制へと平和的に移行し、70年ほどが経過している。
連邦憲章では「地域の文化性を尊重する」旨が刻まれているが、実態として守られていない地域も多く、独立運動は各地で散発している。 連邦の象徴的な存在として、戦史時代から統一帝国時代の皇帝家を経て、現在まで続いている。
現在は政治的な実権は持たず、あくまで連邦統合の象徴となっている。 戦史時代以前に栄えたと言われる旧文明『ミストリア』の高度なテクノロジーの復活、および平和的利用のための組織。通称『A.C.E』
遺跡の調査、保守から、発見されたアーティファクトの調査、研究の他、非合法な組織の取り締まりなども行っている。
その性質上、高い独立性が求められる組織であるがゆえ、常に人材不足に悩まされているため、後進育成には熱心。 管理局の後進育成を担う機関。管理局の教務部門。
専門性が高い、遺跡調査の花形である『オーバー・ランサー』の育成をしているのはアカデミーだけである。
その他、研究職などの育成も行っているため、概ねどこのアカデミーでも広大な敷地を備えている。 遺跡調査の花形であり、主役とも言える存在。
V・F(ヴァルキリー・フレーム)と呼ばれる遺跡探索戦術支援システムを用いて、ミストリアの遺跡を調査する。
遺跡には幻獣(ヴァイアラン)と呼ばれる謎の生物が巣喰っており、調査には危険が伴うため、高い戦闘能力も求められる。
管理局に所属するものの他に、フリーのオーバー・ランサーもいるが、V・F(ヴァルキリー・フレーム)は素質に左右される部分が多いため、絶対的な有用人数は決して多くない。
また、中には非合法に遺跡を探索する『アウト・ランサー』と呼ばれる者たちもいる。 遺跡探索戦術支援用のオペレーション・システム。
大気中に存在するバイオ・ナノマシン『マクスウェル・スフィア』をコントロールするためのインターフェイスで、遺跡探索支援と戦術支援を提供する。
マクスウェル・スフィアの特性上、使用者とその精神状態によって発揮される能力は大きく変化するため、有用に扱える者が限られてしまうことがネック。
個々人の特性はマクスウェル・スペクトラムの出力分布として表れ、出力帯域を絞り込むことで基礎出力を増大させることができる。
しかし帯域を絞り込むほど精神状態の影響が大きくなり、安定した出力は得づらくなるため、基礎出力と安定度はトレードオフとなる。
また、プラグインを使用することで機能を追加することが可能である。
プラグインによって、使用可能なマクスウェル・スペクトラムの型が限られているものもあり、個々人の特性に合わせたプラグインのチョイスもオーバー・ランサーとしての資質と言われている。 大気中はもちろん、海中にも存在が確認されているバイオ・ナノマシン。
その起源はミストリア文明よりもさらに前の時代、人類の起源である『地球』から人類が渡ってきた際に散布されたものではないか? という学説が近年有力となっている。 旧文明『ミストリア』の遺跡に巣喰う、謎の生物。まるで遺跡を守るように存在している。
その活動を停止させると光の粒になって消えてしまうため、実態はあまりよくわかっていない。
『アンビエンス・フィールド』と呼ばれる力場により、ほとんどの通常兵装は無効だが、同じくアンビエンス・フィールドを発生させられるV・F(ヴァルキリー・フレーム)と、それを扱うオーバー・ランサーによって対等に戦える存在となった。
遺跡の調査を安全に進めるために、遺跡内の幻獣を掃討することをクリアランスと言う。
倒してもいつの間にか復活してしまうため、調査が継続されている遺跡は定期的にクリアランスをする必要がある。
基本的に幻獣は遺跡、およびその周辺にしか現出しないが、中には街中に現出する「はぐれ幻獣」と呼ばれるものも存在する。
また、悪名高き幻獣神(ノートリアス・ヴァイアラン)と呼ばれる、個別に名前がついた強力な幻獣も存在し、それらは概ね遺跡外に現出する。 幻獣、およびV・F(ヴァルキリー・フレーム)が発生させる力場。一定レベル以下の物理的な衝撃はほぼ無効化する。
フィールドを超えて本体にダメージを与えるには、V・F(ヴァルキリー・フレーム)によるアンビエンス・フィールド兵器を使用するか、通常兵装でも圧倒的に強力なものを使用するしかない。
V・F(ヴァルキリー・フレーム)使用者の資質にもよるが結晶化することも可能で、代表的なアンビエンス・フィールド兵器であるアンビエンス・キャリバーの刀身部分はアンビエンス・フィールドを結晶化したものである。

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